蛍東洋医学論文誌 JHTOM 060101
Vol. 6, No. 1, 2019
0.4M
両手のしびれに対して鍼灸治療を適用した一症例
A Case of Hands Numbness with Acupuncture and Moxibustion Treatment
大塚 信之 所属 住所
Nobuyuki Otsuka Affiliation Address
あらまし
しびれは、知覚神経の圧迫による四肢の感覚脱出と感覚異常との組合せによる特殊な感覚をさすことが多く、異常感覚と錯感覚に分けられる. しびれだけで医療機関を受診することはまれで、慢性的なしびれのある人の多くは医療機関を受診しないが、65歳以上では14%に手指のしびれがあったと報告されている. 両手の手首から指先にかけて痛みを伴うしびれが主訴の71歳の女性に鍼灸治療を適用した症例を示す. 治療が難しいと言われるしびれが、鍼灸治療後や自宅で台座灸を実施した翌日にVASが8から1に低減した. 上肢のしびれの低減の経過は、最初に手掌部のしびれのVASが8から1になり、手指のしびれは、第三関節、第二関節の順でVASが8から1になり、最終的には、指先の第一関節のみのしびれとなった. 両手の第一関節のVASは、なにもしなければ1であるが、指をこすり合わせて意識することで8となるため錯感覚であった. 第一関節のしびれのVAS低減は、自宅での灸治療が効果的であった. しびれの範囲は手指の第一関節のみとなったが、意識した場合のVASは8から低下していないため、居住環境の大きな変化によるストレスで大脳皮質の知覚領域が障害され、変性部位が形成された可能性がある. 自宅の灸治療は、もぐさのアロマ効果等によりストレスが緩和されてVASが低下したと考えられる. 鍼灸治療でストレスを緩和して大脳皮質の変性部位の縮小を進めたい.
キーワード しびれ, 手, 第一関節, 鍼灸治療, VAS, 錯感覚, 台座灸, ストレス, 東洋医学, 鍼灸治療
1.はじめに
「しびれ」や「しびれ感」numbnessは、知覚神経の圧迫による四肢の感覚脱出と感覚異常との組合せによる特殊な感覚をさすことが多いが[1]、ジンジンやビリビリといった異常感覚の一つとして実際の訴えの中にはさまざなものが含まれる.知覚面では感覚低下hypoesthesia、感覚過敏hyperesthesia、感覚異常が、運動面では筋緊張亢進、筋力低下、筋委縮、運動麻痺などがしびれ感として訴えられることがある[2].
しびれは、日常用語で、本来の医学用語ではないが、感覚異常を意味する場合に多く用いられ、外的刺激が加えられないのに自覚する異常感覚dysesthesiaと、触覚や痛覚などの外的刺激によって異なる感覚が生ずる錯感覚paresthesiaがある[3].
強度のしびれは、しばしば痛みを伴うことが知られている[4].臨床ではしびれとされるが、生理学領域ではしびれ感と表現され、感覚低下を伴った何らかの感覚異常と定義される.しびれは痛みと同様に個人的な不快体験で、他者に理解され難く、つらい症状であっても麻痺や強い痛みを伴わない限りしびれだけで医療機関を受診することはまれであり、慢性的なしびれのある人の多くは診察を受けていない[5,6,7].65歳以上の高齢者のしびれを伴う末梢神経障害の罹患率が7% [8]、および65歳〜84歳の106名中15名(14%)に手指のしびれがあったという報告がある[9].
しびれの原因には、手根管症候群 [10]、頸椎症 [11]、頸椎黄色靱帯石灰化症 [12]、末端肥大症 [13]などが報告されており、知覚神経活動電位 [14]や神経ダイナミックテスト [15]を用いることで神経絞扼部位や症候群の鑑別が可能という報告がある.また、しびれに対して、西洋医学の治療では軟部組織モビライゼーション [15]などが、東洋医学の治療では星状神経節刺鍼などが報告されている [16].
2.症例
71歳 女性
身体所見:身長153cm、体重61kg
既往歴:30年前に階段から落ちて、肋骨を骨折.胆石.白内障.血尿.花粉症
服薬状況:高血圧のため降圧剤
社会歴:現在は無職
2.1 主訴
初診時(X年10月14日)の主訴は両手の手首から指先にかけての痛みを伴うしびれ.
2.2 現病歴
X年8月に右脇腹を打撲し、X年9月に右足を捻挫した.X年10月初旬に、打撲や捻挫の痛みが引いた際に、両手の手首から指先にかけて手掌全体の痛みを伴うしびれに気づいた.整形外科を受診し、原因がわからないため、頭部MRI診断を実施したが、脳に異常はなかった.その後、整形外科は受診していない.手を握ったり開いたりすると、しびれて力が入りにくい.痛みで手拍子などを続けられないのが辛い.
2.3 検査所見
望診:腹部がぽっちゃりした肥満型.尺膚の色は赤色.
聞診:少し低めの声で良く話す.五音は角.五声は呼.五香は不明.
問診:食事は1日3食で、美味しく食欲がある.塩辛い味を好む.睡眠は夜10時から朝5時で、ぐっすり眠れる.便通は1日1回で硬さは普通.気になるのは、目の疲れ、動悸、下半身のだるさ、立ちくらみ、のどの渇き、下肢のむくみ.1年前に北陸地方から都会に出てきて娘の家族と同居しており、居場所がなく、部屋飼いの犬がなつかず、ストレスがたまる.鍼灸の経験なく、痛くしないでほしい.
切診:両手の血色はよく、冷えはない.捻挫した右足は内側前面に圧痛がある.
腹診:艶があり、ふっくらしている.胆経の帯脉穴から居髎穴に至る肝の領域が軟弱で最も虚.陰交穴から恥骨上際に至る腎の領域が弾力がなく次いで虚.右季肋部の日月穴と腹哀穴よりやや斜めに臍の右側に及ぶ肺の領域が張っていて実.臍を中心として陰交穴から中脘穴の上に至る脾の領域が張っていて実.中脘穴の少し上より鳩尾穴に至る心の領域は平.
脉診:脉状診は沈・数・虚.沈めると輪郭はわかるが、弾力がない.比較脉診は、左手関上の肝の脉は押すと潰れて最も虚.左手尺中の腎の脉は力がなく次いで虚.右手寸口の肺の脉と右手関上の脾の脉は実.左手寸口の心の脉および陽経の脉は平.
2.4 症状の経絡的弁別
五音の角、五声の呼、尺膚の赤、目の疲れ、立ちくらみ、同居と犬のストレス、右足内側前面の圧痛は肝木経の変動.塩辛い味を好む、下半身のだるさ、下肢のむくみは腎水経の変動.高血圧、動悸、手のひらのしびれは心火経の変動.
2.5 証決定と予後の判定
肝虚証.
週2回の治療を希望しているため、経絡治療により気血の流れを整えれば症状が改善すると考え、予後は良として治療を実施.
2.6 治療方法
銀製の寸三1番鍼(直径0.16mm、長さ40mm).ステンレス製の五分1番鍼(直径0.16mm、長さ15mm)および寸三1番鍼(直径0.16mm、長さ40mm).治療用もぐさ(点灸用もぐさ、日本一黄金山、山正).治療用温筒灸(長安NEO DX レギュラー、山正).自宅用台座灸(せんねん灸オフ レギュラーきゅう 伊吹、セネファ).
2.7 評価方法
想像できる最大のしびれ強度を10としてVisual Analogue Scale (VAS)にて実施した.
3. 結果
治療はX年10月14日からX年2月5日まで23回実施した.
1回目(X年10月14日)
右中封穴と右復溜穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.右豊隆穴と左光明穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施した.右申脈穴に金粒、左後渓に銀粒を貼付した.手掌部のVASは治療前の8は、治療後にも8のままで変化はなかった.
2回目(X年10月17日)
治療後は気分が良くなったが、来院時のしびれのVASは1回目来院時の8から変化なかった.腹診は腎と肺が虚、脉状診は浮・数・虚、比較脉診は腎と肺が虚のため、腎虚証とした.
左然谷穴と左太淵穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.右遍歴穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施した.左内関穴に金粒、右公孫穴に銀粒を貼付した.手が握りやすくなり、気にしないと手掌部のしびれ感がなくなった.手掌部のVASは治療前の8から治療後に1に低下した.
4回目から6回目
4回目は数脈から平脉になり、鍼灸治療に慣れてきたと思われる.肝虚証として治療した.5回目は肝虚証、6回目は腎虚証として治療した.
7回目(X年10月29日)
気にしないとしびれ感がなくなるが、気になるとVASは8になる.腹診は肝と腎が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は肝と腎が虚のため、肝虚証とした.左曲泉穴と左陰谷穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.欠盆穴付近の胸鎖乳突筋の硬結部にステンレス寸三1番鍼で刺鍼した.手を持ち上げると手掌部のしびれがなくなり、手掌部のVASは治療前の8から治療後に1に低下した.手を持ち上げない場合には、手掌部のVASは8のままであった.
8回目(X年11月9日)
治療直後の就寝時に勢い良く頭を倒したら首の左側が引きつり、寝違いのようになった.来院時も首の左側が引きつっている.腹診は肝と腎が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は肝と腎が虚のため、肝虚証とした.左中封穴と左復溜穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.左光明穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施.寝違いの治療として、側臥位で首の硬結部10ヵ所程度に、鍉鍼で補法を実施した.手掌部のしびれのVASは、持ち上げない場合でも治療前の8から治療後には6に低減した.
10回目(X年11月16日)
来院時の手掌部のしびれはなくなり、手掌部のしびれのVASは1になった.手の指のみがしびれている状態で、手指のしびれのVASは8であった.腹診は腎と肺が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は腎と肺が虚のため、腎虚証とした.右復溜穴と右太淵穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.右豊隆穴と左光明穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施した.
11回目(X年11月21日)
治療の翌朝は手指しびれはVASが1になったが、翌々日には8に戻った.腹診は腎と肺と心が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は腎と肺と心が虚のため、腎虚心虚証.右太渓穴と右大陵穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.左右の外丘穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施.指先のしびれのため、右手の母指と示指の先端をステンレス寸三3番鍼で単刺した.直後に、母指と示指のしびれのVASは、8から1に低下した.右手の中指、環指、小指および、左手の五指の先端に半米粒大で九分灸を実施した.
12回目(X年11月27日)
治療翌朝は手指のしびれはVASが8から1に低下した.来院時は、手指の第二および第三関節のしびれはVASが1だが、手指の第一関節より先のVASは8であった.腹診は肝と腎が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は肝と腎が虚のため、肝虚証とした.右中封穴と右復溜穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.左外丘穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施した.両手の指の先端部のVASは、なにもしなければ1に低下するが、指をこすり合わせて意識することで8となった.これから、第一関節に残るしびれは、触覚や痛覚などの外的刺激によって異なる感覚が生ずる錯感覚と考えられる.
13回目(X年11月30日)
腹診は腎と肺と心が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は腎と肺と心が虚のため、腎虚心虚証とした.右復溜穴と右間使穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.左光明穴と右豊隆穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施した.間使、労宮、三陰交に温筒灸を実施するとしびれのVASが8から1に低下したため、同部位に自宅で台座灸を毎日施灸するように指示した.
20回目(X+1年1月15日)
自宅で台座灸をした翌朝は、指先のしびれはVASが1になった.腹診は腎と肺が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は腎と肺が虚のため、腎虚証とした.右然谷穴と右経渠穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.左外丘穴と右豊隆穴に、ステンレス五分1番鍼で瀉法を実施した.全ての指の第一関節掌側、および労宮、内関に温筒灸を1壮ずつ施灸したところ、治療直後に全ての指先のVASが1になり、しびれを感じ始める前の状態に戻ったと感激された.
23回目(X+1年2月5日)
治療の翌日や、自宅でお灸をした翌日はしびれのVASが1になっており、患者自身が施灸の効果を確信していた.また、昨日は終日しびれがVASが1であったと喜んでいた.腹診は肝と腎が虚、脉状診は浮・平・虚、比較脉診は肝と腎が虚のため、肝虚証とした.右太衝穴と右太渓穴に、銀寸三1番鍼で補法を実施.右豊隆穴と左外丘穴にステンレス五分1番鍼で瀉法を実施した.治療中に、患者と患者の娘とで神社にお参りに行った数十年前の情景を思い出した際に、しびれがなくなり、VASは1となった.
4.考察
比較的難しいと言われるしびれが、治療後にVASが1になったり、自宅で台座灸を実施した翌日に終日VASが1になった日があった.上肢のしびれの低減の経過は、当初手掌と指全体にあったしびれが、最初に手掌部のしびれのVASが1になり、手指のしびれは、順次、第三関節のしびれのVASが1になり、第二関節のしびれのVASが1になり、最終的には、第一関節のみがしびれのVASが8で残る結果となった.両手の指の先端部のVASは、手を挙げたままにしたり、指をこすり合わせたりしなければ1に低下するが、指をこすり合わせて意識することで8に戻る.これから、第一関節に残るしびれは、触覚や痛覚などの外的刺激によって異なる感覚が生ずる錯感覚paresthesiaであることが分かった.
手のしびれは肝虚証、肺虚証、脾虚証が多く、指先の灸や、首肩背中をゆるめると良いと言われており、今回はこのうちの肝虚証と腎虚証が主に出現した.肝虚証の治療により、頸肩部の筋緊張に伴う神経の絞扼が緩和され、しびれのVASが低下したと考えられる.また、腎虚証の治療により、心経の気血の流れを整え、尺骨神経の神経血流が増加してしびれのVASが低下したと考えられる.
第一関節のVASの低減には、自宅での台座灸の効果が高く、台座灸を実施した翌日のVASは、確実に1に低下した.しびれには、鍼灸院での治療だけでなく自宅での灸が効果があることが分かった.現在は毎日自宅で台座灸をするように指導するとともに、週一回の治療で、しびれのVASが1の状態をなるべく長く維持できるように治療している.
一方で、しびれの範囲は、手掌と指全体だったものが、手指の第一関節のみとなったが、第一関節のしびれはVASは8のままで変わらず、VASの数値自体は低下しなかった.末梢神経が修復された場合には、徐々にVASの数値が低下すると考えられる.今回は、VASの数値自体には変化がなかったことから、しびれが末梢神経の問題だけではなく、大脳皮質の知覚領域の問題の可能性も考えられる.居住環境の大きな変化によるストレスで、大脳皮質に変性部位が形成された可能性がある.また、娘との過去の楽しい情景を思い出すことで、しびれのVASが低下した.大脳皮質の変性部位の縮小にあわせて、しびれる領域が縮小するとともに、変性部位の興奮の抑制によりしびれが低減したと考えられる.自宅の灸治療では、もぐさのアロマ効果も期待され、ストレスが緩和するとともに変性部位の興奮も抑制されてVASが低下したとも考えられる.今後は、鍼灸治療や認知行動療法を通じてストレス緩和を図るとともに、ストレスにともなう大脳皮質の変性部位のさらなる縮小を進めたい.
5.むすび
「しびれ」や「しびれ感」は、知覚神経の圧迫による四肢の感覚脱出と感覚異常との組合せによる特殊な感覚をさす. 感覚異常には、外的刺激が加えられないのに自覚する「異常感覚」と、触覚や痛覚などの外的刺激によって異なる感覚が生ずる「錯感覚」がある.しびれは、痛みと同様に個人的な不快体験で、他者に理解されにくい感覚となる.つらい症状であっても麻痺や強い痛みを伴わない限りしびれだけで医療機関を受診することはまれで、慢性的なしびれのある人の多くは診察を受けていない.65歳以上では、14%に手指のしびれがあったという報告がある.
両手の手首から指先にかけての痛みを伴うしびれが主訴の71歳の女性に鍼灸治療を適用した症例を示した.比較的難しいと言われるしびれが、治療後や自宅で台座灸を実施した翌日にVASが1になった.上肢のしびれの低減の経過は、当初手掌と指全体にしびれがあったが、最初に手掌部のしびれのVASが1になり、手指のしびれは、第三関節、第二関節の順でVASが1になり、最終的には、指先の第一関節のみのしびれとなった.両手の指の第一関節のVASは、なにもしなければ1に低下するが、指をこすり合わせて意識することで8に戻るため、第一関節のしびれは、触覚や痛覚などの外的刺激によって異なる感覚が生ずる錯感覚であることが分かった.また、第一関節のVASは、自宅で台座灸を実施した翌日は1に低下しており、自宅での灸治療がしびれに効果的であることが分かった.
しびれの範囲は、手指の第一関節のみとなったが、VASは8のままで変わらず低下していないため、大脳皮質の知覚領域の問題の可能性が考えられる.居住環境の大きな変化によるストレスにより大脳皮質に変性部位が形成された可能性がある.自宅の灸治療で期待されるもぐさのアロマ効果や、娘との楽しい思い出により、ストレスが緩和してVASが低下したと考えられるため、鍼灸治療によりストレスを緩和して大脳皮質の変性部位のさらなる縮小を進めたい.
文献
[1] 生理学用語集 第5版, 日本生理学会編, 南江堂, 1998.
[2] 医学大辞典 第2版, 医歯薬出版, 2003.
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理学療法学 Supplement 2014, P3-B-0963, 2015.
(令和元年12月3日受付)
大塚 信之
1985年 東北大学卒業
1987年 東北大学院博士前期課程終了
1997年 博士(東北大学)
1999年 蛍東洋医学研究所設立
2017年 明治東洋医学院専門学校卒業
漢方、鍼灸、気功など、東洋医学に関する研究に従事
所属 Affiliation
蛍東洋医学研究所, 大塚鍼灸院
Hotal Ancient Medicine Research Institute (HARI), Otsuka Clinic
住所 Address
〒560-0033 大阪府豊中市螢池中町3丁目8-14
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