蛍東洋医学研究所版 鍼道秘訣集

十条.止むる針 Pdf版

止(どど)むる針をする場所は、両方の腎です。左右のうちの多くは、右の命門です。
命門は、龍雷の相火といって、日ごろから高ぶりやすく、上がりやすくなっています。 腎水を漏らした時は、必ず右腎にある命門の相火が変動します。 この相火がないと、天は物を生み出せず、人は生きていけません。 邪気には五邪がありますが、それよりも重要なのが命門の相火です。
病証としては、相火が亢進して上がらないように針で止めるので、止むる針と言います。
どのような病気に、どのように使うかは口伝となるので、実際に針をして覚えてください。

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