鍼道秘訣集
二九条.細菌性皮膚炎(丹毒)の針 Pdf版
丹毒(溶血性連鎖球菌による皮膚粘膜などの炎症)には、軽症と重症があります。
重症の丹毒は俗に早瘡と呼ばれており、医者の多くはひきつけ(驚風)と間違います。
軽症のものは脾が原因の小児疾患(脾疳)と間違います。
薬を間違って与えるので沢山の人が亡くなっていますが、これは腹診の口伝を知らないからです。
本書を読んだ夢分流の針医は、本日以降このような間違いをしてはいけません。
丹毒から命を救うことはとても善いことです。
知ったうえで間違えるのは致し方ありません。
男の子は右の脾募や肺先から、鳩尾や章門に向けて邪気があります。
女の子は左の章門、肺先、脾募から鳩尾へ向けて邪気があります。
病証としては、痙攣(搐溺)やひきつけ(驚風)に似ています。
母親の胎内に居たときに、母の瘀血を飲むとこのようになります。
治療は、鳩尾および両方の脾募や肺先の邪を取るように針をします。
章門の邪気を取ると痙攣が止まります。
驚風とは全く異なりますが、腹診ができなければ間違います。
丹毒の邪気は図のようになっています。左は女、右は男です。
[丹毒邪気の図]
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[HARI] Hotal Ancient Medicine Research Institute
for Acupuncture and Moxibustion Research
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