鍼道秘訣集
四十条.神経症の針 Pdf版
神経症(狐付き)に針をすることを野狐と言い注意が必要です。
神経症は精神病と似ていますが、見分け方が有ります。
精神病患者は、鳩尾とその両脇に邪気が有ります。
神経所の患者は、手を出すように言うと、指を握って出して広げません。
また、喉が×のように筋張っているので判ります。
走り回って暴れて荒々しい場合は治り易いのですが、静かにしている場合は治り難いです。
治療は、外邪が全身の皮肉の間を移動するので、引き留めるように
勝曳の針
を何本もします。
体内をあちこち移動する外邪を捉えて深く針をします。
針医の心がけが悪いと神経症患者に近づくこともできません。
そこで、神経症の治療は、針医の心情が重要となります。
三つの清浄
に専念するのであれば治療を伝授します。
どうして神経症になるかは、秘密なので記載しません。
ここに記載した四十条の教えを習得するとともに、工夫をして、名人になって下さい。
鍼道秘訣集卷下 畢(おわる)
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[HARI] Hotal Ancient Medicine Research Institute
for Acupuncture and Moxibustion Research
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