蛍東洋医学研究所版 鍼道秘訣集

二四条.細菌感染(腫気)の治療 Pdf版

様々な病気において、腫気(細菌感染による膿瘍)があるかを判別する方法は、相伝されるべき最も重要な内容です。 この方法を知らなければ、夢分流においても下手な針医とされます。 何よりもまず、患者が細菌感染しないように治療してください。
診察で重視するのは胃の腑です。
重症患者を治療するときは、胃の腑に邪気が集まらないように針をすることが最も重要です。 胃の腑に邪気が集まると、必ず食欲がなくなり、患者は日を追うごとに衰弱します。
また、胃の火が亢進して乾くと、病んでいても食欲が増進します。 これも腫気がある状態です。
胃の気の邪気を取っても腫気がある場合は、治療を辞退します。
重症患者を最初に診察する時に胃の腑に邪気があれば、食欲が亢進しないか、食後に眠くならないか聞きます。 また、腰が冷えないかも聞きます。 足の甲や腰の周りに腫気がある場合は、必ず、このような症状があります。
太った患者なら治療しても良いですが、痩せた患者は腫気が重大な結果を招くので、治療を辞退します。
この図のように、両脾募、胃の腑、左腎と膀胱の腑に邪気があります。
小便も通じ難くなります。
「腫気観様の図」

ページトップに戻る 次項へ移動 目次に戻る


 

お問い合わせ

蛍東洋医学研究所
[HARI] Hotal Ancient Medicine Research Institute
for Acupuncture and Moxibustion Research

icon 電話番号06-7166-9936
ご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。
→メールでのお問い合わせ


ページトップに戻る